【白樺の薪を使った焚き木窯による世界総数4点のみの稀少な数量限定制作品】
装飾はAdrien-Auguste Leduc(アドリアン-オーギュスト ルデュック)の図柄をセーブル陶磁器製作所の装飾画家であるNadine Preteux(ナディヌ プレト)が描きました。セーブル陶磁器製作所には、この設備全体と同様に歴史的建造物に指定されている、十九世紀以来続く6基の薪窯があります。そのうちの最も大きな窯で、2006年10月24日に特別焼付け作業が行なわれました。唯一1380度の高温が出せる樺材(白樺)が燃料として用いられました。焼き付ける磁器は、ガゼットと呼ばれる耐火性のケース台に積み重ねられた状態で窯に入れられ、入口は耐火レンガで塞がれます。 35時間から40時間の間、火の具合を確認しつつ薪で焼かれます。その後自然に熱がさめるのを待って、約3週間後に入口のレンガ壁を解体します。
※Adrien-Auguste Leduc(アドリアン-オーギュスト ルデュック)
セーブル陶磁器製作所の装飾家、後に1923年から1954年にかけて研究所所長。
1990年に再稼動された焚き木窯によって2006年10月フランスの国有林であるフォンテンブローの森で成育した白樺の木の無節の部分だけを使った薪で焼成されたとても希少な作品。